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ブラウザの動作確認って何をするの?なにが面倒なの?

2014年1月20日 13:57

visual-seisaku01

今回の質問者は森野です。
制作を依頼すると「ターゲットブラウザはどうしますか?」って聞かれることがありますよね(なんで横文字なんだろうな・・・)。依頼側からするとブラウザなんてどれで見ても同じじゃないの?何でそこにコストがかかるの?って思うわけです。そのあたりをグランフェアズの鬼頭さんに聞いてみました。

そもそも数が多い

Web制作に携わっている方であれば、日常的に行っているであろうウェブブラウザの動作確認。
ご存知の通り、ウェブブラウザはたくさんの種類があります。
有名どころでは、InternetExplorer、Firefox、GoogleChrome、Safari。シェアは低いですがOperaも密かな人気ですよね。その他にも、SleipnirやLunascapeなど多数のウェブブラウザが存在しています。

動作確認を行う主なウェブブラウザの種類

Windows

  • Internet Explorer
IE6
要件によっては動作確認の対象にします。
とても問題の多いブラウザのため「IE6対応は別途料金が必要」という場合も少なくありません。
IE7
必要に応じて対象にします。
IE6よりは多少マシになったけれど、問題山積です。
IE8
現段階では標準対応していますが、今後は必要に応じて対応になります(そうしたい)。
IE7に比べるとかなり進歩しましたが、IE9以上とは結構違います。
その割に、ブラウザシェアが一番多いので困りもの。
IE9、IE10、IE11
標準対応ブラウザ。たまにびっくりするようなバグに出会うことはありますけど。
  • GoogleChrome 最新バージョン
  • Mozilla Firefox 最新バージョン

Mac

  • Safari 最新バージョン
  • Mozilla Firefox 最新バージョン
  • Google Chrome 最新バージョン

「どうしてそんなに種類が必要なの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
私もそう思います。
「せめてすべての方が最新版のブラウザを使ってくれたらいいのに」と切実に願っていますが、なかなか現実はそうはいきません。

そもそもなぜブラウザの動作確認が必要なのか

ウェブブラウザによって、CSSやJavascriptなどの解釈が異なるためです。
見た目はもちろん、jQueryに代表されるようなjavascriptによる動作も、ブラウザやバージョンによって異なることがあります。
その差異によってユーザの満足度を損なわないよう、調整する必要があるのです。

このような仕事をしていると、ついつい「早くて安全な最新ブラウザ使って当然!」と思ってしまいがちですが、ユーザがどのブラウザを使ってサイトを見るかはわかりません。
例えばIE6は、10年以上前にリリースされた、とても問題が多いブラウザであるにもかかわらず、ブラウザシェアではまだ4%ほどあります(2013年12月時点)
12月ブラウザシェア – IE11急成長、IE7も反転増加

これは、大企業などでIE6を標準としているPCが多数あり、勝手にブラウザを入れ替えることが出来ないなどの理由があるためです。
企業や法人がお客さまのサイト制作の時に、

担当者「表示が崩れてますけど…」
制作者「ブラウザのバージョンはいくつですか?」
担当者「IE6です!」

ということは結構あります。
訪問数が多いと予想されるブラウザについては、ひと通り対応する必要があることに加え、上記のように古いブラウザに対応せざるを得ない状況は珍しくありません。

だからこそ、最初にアクセスログやブラウザシェアをチェックしてターゲットブラウザを決め、クライアントと合意することが必要不可欠です。

具体的に何をするのか。何が面倒なのか

レイアウト崩れはないか、javascriptは正常に動いているか、お問い合わせフォームはきちんと動作しているか…などなど。
ひと通り、チェックします。
やることは単純ですが、例えば100ページ程ある規模のサイトを、複数のターゲットブラウザで確認するのは結構時間がかかるのです。

ウェブブラウザは基本的にバージョン違いで複数インストールすることが出来ません。
IE以外のブラウザについては、最新版に自動アップデートされますし、比較的リテラシーの高い人が使用する傾向にあるので、最新バージョンのブラウザで動作確認をすれば済むのですが、IEについては、過去のバージョンもチェックしなくてはなりません。
複数のバージョンを確認出来るツールは多数あるのですが、あくまでも仮想環境であるため、IEのバージョンアップをしないマシンを確保しておかないと、正しい動作確認ができません。

とは言え、さすがにIEの各バージョン✕各互換モードまですべてを網羅して確認しているわけではありませんけども。
対象のユーザやお客さまの環境によって、そのあたりは調整しています。

最近リリースされたIE11は互換モードがなくなり、過去作成されたウェブサイトが正しく閲覧できなくなる可能性があるなど、また新たな問題が出てきそうで、ブラウザの動作確認に終わりは訪れそうにありません。

(鬼頭)


2014年1月20日 | admin_grandou | コメント(0)

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